企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」21_21 DESIGN SIGHTで開催
その一人である石上純也は、独自のアプローチでランドエスケープなどを手掛けてきた建築家。本展では、中国山東省の渓谷で現在進行中の幅1.35×高さ45mの教会のプロジェクト模型を通して彼の創作活動を追う。また、泥や絵具などを用いて絵画を制作する淺井裕介は、この土地ならではのクリエーションを試みる。本展にて出展される新作は、これまで各地で採取した土に加え、東京ミッドタウン内の土を利用した、過去に手掛けた泥絵の具による作品に新たな命を吹き込むようなダイナミックな作品だ。
こうした型破りなプロジェクトは、時にはバカバカしいと思えるかもしれない。以上にあげた3名のクリエイター以外にも、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァによる500人が入れる風船、長さ3,200メートルに及ぶダニ・カラヴァンの彫刻などを紹介するが、いずれも人知を超える発想と膨大な作業によって作品が形となっている。しかしあらゆる常識を逸脱したプロジェクトだからこそ、私たちに新たな体験を促し、これまで思いもつかなかった楽しさと価値観を気づかせてくれる。【詳細】
企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」
会期:2017年6月23日(金)