ヴィム・ヴェンダース最新作、映画『アランフエスの麗しき日々』
なお、ヴェンダースにとって初のフランス語作品であることも見どころの1つと言える。
『アランフエスの麗しき日々』あらすじ
木々の間を吹き抜ける涼風が木漏れ日を揺らす夏の午後、小高い丘の上の一軒家。
足下に広がる田園風景の遠くに、パリの街並みがおぼろげに見え、 庭の木陰に置かれたテーブルをはさんで座る一組の男女が、最初はためらいがちに、長い対話を始める。性的体験、子供時代の思い出、それぞれの記憶、夏の本質、男と女の違いについて...。ときにゲームのように激しく言葉が応酬し、ときに長いモノローグや間、静寂へと変容する。庭に向かって大きく開け放たれた扉の奥の書斎には、タイプライターを前に、作家がひとり、庭を見つめながら座っている...。
作品情報
映画『アランフエスの麗しき日々』
公開日:2017年12月16(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
原題:Les BEAUX JOURS d’ARANJUEZ
監督ヴィム・ヴェンダース
監督・脚本:ヴィム・ヴェンダース
キャスト:レダ・カテヴ、ソフィー・セミン、イェンス・ハルツ、ニック・ケイヴ
原作:ペーター・ハントケ『アランフエスの麗しき日々 夏のダイアローグ』(論創社)