くらし情報『ヌメロ ヴェントゥーノ 2018年春夏コレクション - 矢の矛先は女性性の追及へ』

2017年9月24日 03:40

ヌメロ ヴェントゥーノ 2018年春夏コレクション - 矢の矛先は女性性の追及へ

ヌメロ ヴェントゥーノ 2018年春夏コレクション - 矢の矛先は女性性の追及へ

N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク初日の2017年9月20日(水)に発表された。

N°21を手掛けるアレッサンドロ・デラクアが追い求めてきた「男性性と女性性」というキーワード。両者の共通項と融合点を見出すため、これまで幾重にもクリエーションを繰り返してきたが、昨シーズンはフェミニニティに寄った印象で変化が見られた。今季は、より大胆にフェミニニティへとシフト。女性性への興味関心が増したようで、ショー全体はロマンティックなムードに包まれている。

象徴するのは、ピンクの連続となるスタート。キャミソールドレス、パフスリーブワンピースなど、桃色で染め上げられたウェアに、スパンコール装飾、くしゅっと寄せたギャザーがのり、可愛いらしい雰囲気を作る。続くのは、ペンシルスカートやプリーツスカートなど。


くすんだピンク色のレザーシャツやジャンパー、スウェットパーカなどでトーンを抑えつつも、それらには、オーガンザのカバーリングや、フェザー、花刺繍などの装飾が施されているため、男性性の参入は極めて印象に薄い。

ピンクを筆頭に、ソフトなイエローやヌードカラーなど、柔らかい色彩が並ぶショー。

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