映画『ゆれる人魚』18年2月公開、童話『人魚姫』にツイストを加えたホラー・ファンタジー
オリジナルミュージックにも注目
ポーランドのインディー・ミュージックシーンに君臨するヴロンスキ姉妹が手がけた、オリジナルミュージックもポイント。80年代当時のエンターテーメント界の雰囲気を再現した音楽は、現代的でいながらどこか懐かしさを感じさせるサウンドだ。
新鋭女性監督 アグニェシュカ・スモチンスカ
メガホンを握るのは、今作が長編デビュー作となる新鋭女性監督のアグニェシュカ・スモチンスカ。彼女はポーランドの若手映画作家の中で最も才能あふれる女性監督と評されている。
本作に関して彼女は「人魚の人間への恋が不可能であることを描いている点で、私の物語はアンデルセンのものと同様ですが、私にとって人魚はまだ大人の女性ではない少女のメタファーでもあります。この映画の目的は、思春期と結びついた感情や経験を思い起こさせることでした。」とコメントしている。また美しい人魚姉妹は、ミハリーナ・オルシャンスカとマルタ・マズレクといったフレッシュな若手女優たちが演じる。脇を固めるのは、『アンナと過ごした4日間』のキンガ・プレイスや、ポーランド以外でも活躍中の若手俳優ヤーコブ・ジェルシャル、ジグムント・マラノヴィッチだ。