すみだ郷土文化資料館の特別展「隅田川花火の390年」浮世絵や最古の動画でその歴史を振り返る
すみだ郷土文化資料館では、開館20年を記念した特別展「隅田川花火の390年」を、2018年5月28日(月)から8月26日(日)まで開催する。
隅田川花火390年の歴史を学ぶ展覧会その始まりは寛永5年
寛永5年(1628年)、浅草寺を訪れた天海という僧侶をもてなすために、花火を打ち上げたのが始まりと言われる隅田川の花火。その後、江戸時代の絵巻や浮世絵の中でモチーフとして描かれるようになり、中でも両国橋と共に花火が描かれた「江戸八景 両国橋の夕照」は、その様子をよく表す作品として知られている。
その後、明治・大正を経て、昭和23年(1948年)に、両国花火組合と全国花火コンクールという2つの花火大会が開催。およそ30年間の中断を経て、昭和53年(1978年)に再開されたのが、今日の私たちも良く知る隅田川花火大会だ。
当時の花火技術を伝える技術書や浮世絵など157点を展示
本展では、隅田川花火の歴史や当時の人気が伺える写真やパネル、花火の技術を伝える技術書や浮世絵、昭和の雰囲気が伝わる隅田川花火大会のポスターなど157点を展示。そのほか、現存する隅田川花火の動画では最も古い、昭和11年(1936年)