「明治の夢二」展 - 竹久夢二の"大正ロマン"の基となる作品など約200点、竹久夢二美術館で
画家・竹久夢二の明治時代の作品に焦点を当てた展示「明治150年記念Ⅰ 明治の夢二」が、2018年9月24日(月・祝)まで東京・竹久夢二美術館にて開催される。
竹久夢二とは
竹久夢二は、美人画で一世を風靡した大正ロマンを代表する画家。明治38年の22歳にデビューして以来、新聞の飾り絵である"コマ絵"や挿絵を数多く発表し、センチメタルな画風の<夢二式美人画>を確立した。また画壇に属さなかった人物としても知られており、独自の画風で日本の郷愁と⻄欧のモダニズムを自由に表現。日本画・水彩画・油彩画・木版画制作など、多岐に渡るジャンルで多彩な才能を開花させた。
明治時代の作品を中心に
「明治150年記念Ⅰ 明治の夢二」では、そんな竹久夢二の作品を、最初期のものから約200点を一堂に集結。大正時代の作品のイメージが強い画家にとって、初めて明治時代の作品に焦点を当てた展示となる。
見どころとなるのは、大正時代の代表作の基となる明治の作品群。
「夢二式美人」のモデルとなった女性"他万喜"の写真や、大正時代に流行歌となる「宵待草」の原詩や作品が公開される。また恋多き男であった竹久夢二は、いずれの作品も自分の経験を基にして絵や詞を作成。