トクコ・プルミエヴォル 2019年春夏コレクション ‐ ウルグアイの陽気なカーニバルが誘う旅
黒のキャンバスに、赤やイエロー、オレンジなど鮮やかなカラーパレットで描かれたアートは、街で感じた空気感を鮮烈に表現しているかのようだ。
森が誘う自然豊かな世界
ゆるやかな音楽と共に、やがて舞台は都会から、自然溢れる森の中へと移動していく。テキスタイルを彩るのは、昆虫のモチーフや優雅な花模様。また、生地の上をうねるように駆け巡るブルーの幾何学模様のピースや、水色のシフォンが自由に揺らめくドレスからは、豊かな自然に命を与える清流を連想させる。
ラストを飾る“ガウチョスタイル”
ショーの終盤に近づくと、再び陽気な音楽が会場に響き渡る。続々と登場するモデルたちが纏うのは、ウルグアイの伝統衣装“ガウチョ”を取り入れたドレスだ。花模様や、みずみずしいグリーンに彩られた楽し気な“ガウチョドレス”は、フィナーレに向けて会場の雰囲気を盛り上げていく。
そしてラストに現れたのは、眩しいほどのイエローを差し込んだガウチョスタイル。
モデルはやがて、会場の天井から吊るされたウルグアイの国旗のモチーフ“太陽”の下へと移動する。太陽の色とドレスの色合いは驚くほど一致していて、それはまるでウルグアイの太陽が、ピースとなって現れたかのような神々しさを放っていた。
コモリ24年秋冬からウィメンズ展開スタート、ロングコートやドレスなど東京・大阪・広島の限定ストアに