江戸庶民の草花への愛を200点の浮世絵で紹介 - たばこと塩の博物館で開催

江戸時代、庶民が愛した草花を紹介する「江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー」展が、東京・たばこと塩の博物館で開催される。期間は2019年1月31日(木)から3月10日(日)まで。
江戸時代、庶民は草花を愛した
たばこと塩の博物館がある墨田区には墨堤、小村井の梅屋敷、亀戸天神…と今なお存在する花の名所がある。しかし、江戸時代には現代よりも、より多くの花の名所があったという。それは人々にとっての娯楽。そして江戸中期となる18世紀の中ばには、植木鉢が普及し、草花は人々にとってより身近に楽しめるものとなった。四季折々の花を楽しんだのだ。
このような背景のもと、草花、そして草花を楽しむ人々がは浮世絵の画題になることが多かった。
江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー
「江戸の園芸熱ー浮世絵に見る庶民の草花愛ー」では、1.花見から鉢植へ、2.身の回りの園芸、3.見に行く花々、4.役者と園芸という4つの構成により、江戸の人々の草花への愛、そして園芸熱を、約200点の浮世絵を通して紹介する。
花見から鉢植へ
プロローグとなる企画。草花を見に行くところから、植木鉢により植物を手元に置くスタイルが普及。