映画『犬王』“歴史に隠された能楽師”を描くミュージカルアニメ、アヴちゃん×森山未來×湯浅政明監督
平家の魂じゃないけど、彼ら全員の気持ちを成仏させる音楽にしたいなと思っていました。
作詞をするにあたり、頼りになったのは湯浅監督と脚本家・野木さんのメモ。ふたりがポエティックに言葉を点で置いてくれていたので、どうやってわたしの線として描くか…と考えていました。曲を作っているときは、一から新しいことを生み出している劇中の犬王・友魚と同じようなことをしているなと感じていました。
Q:今回、アヴちゃんが歌唱ディレクションも担当したそうですね。歌唱シーンのポイントは?
アヴちゃん:喧嘩!(笑)
Q:喧嘩?!
森山:歌は喧嘩だと、僕はそのように教わりました(笑)。
Q:ますます作品が気になっちゃいますね。他にも映画『犬王』の面白いポイントがあれば教えてください。
アヴちゃん:(森山さん演じた)友魚の歯並びが本当にがちゃがちゃなんです。口元の寄りとか執拗にアップするシーンがあって、すきっ歯系もあれば、そびえたつ系もあるし、観ていてもう逃げられなくなりますよ。
森山:収録の順序を考えると、最初は詳細な映像がないので、どんな表情で友魚が話して歌って…ってわからないような状況だったんですけど。