2019年11月12日 19:45
リトゥンアフターワーズ 2020年春夏コレクション - 新しいカタチの洋服は浮遊感を漂わせて
リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の2020年春夏コレクションが、2019年11月9日(土)、東京・上野恩賜公園で発表された。
リトゥンアフターワーズがランウェイ形式のショーを行うのは2年振り。今回は国立博物館を正面に臨む上野恩賜公園・噴水広場を舞台に、一般客も観覧自由のオープンなショーを披露した。
“フローティングノマド”浮遊感を表現した洋服たち
今季のテーマは“フローティングノマド”。“浮遊”と“遊牧民”を意味するワードを掛け合わせたユニークなテーマを表す、アーティスティックなピースを展開した。
浮遊感を表現すべく使用した特徴的な素材が“綿”。衣服には普段あまり使われることのない素材を服作りに取り入れることで洋服の新しい表現方法を提示した。常に前衛的な服作りを続けるリトゥンアフターワーズらしい試みだ。
また、通常のパターニングに使用する何倍もの生地量からスタートし、徐々に削り出していったボリューミーなシルエットも目を惹く。何かに縛られたり、囚われたりしない、ゆらゆらと自由に“浮遊”する物体の様相がそこには表れていた。
“チェック”を大体的に用いて
登場するルックの中で多く見られたのがチェックのパターン。