2020年3月2日 18:40
ヴァレンティノ 2020年秋冬ウィメンズコレクション ‐ 優劣のない美しさを纏って
ヴァレンティノ(VALENTINO) 2020年秋冬ウィメンズコレクションが、2020年3月1日(日)にフランス・パリで発表された。
ユニフォームを着想に
今シーズン、クリエイティブ ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリが向き合ったのは、“個人の人間らしさ”。着こなしを取り去る一方で、表情やジェスチャー、立ち居振る舞いを際立たせてくれる“ユニフォーム”から着想を得たコレクション制作を行った。
同じコードを持つピースに、アレンジを加えて
モデルたちが纏うドレスの共通項として多く登場したのは、ブラックやブルー、グレーといったテイラード。ロング&リーンのシルエットに、足元はかっちりとしたレザーシューズといった組み合わせを貫きながらも、それぞれのドレスには、女性の美を引き立てるあらゆるアプローチが隠されている。カッティングや素材のチョイス、そして変化球を加えたフォルム。ワントーンを基調とするスタイリングの中だからこそ、それぞれの異なる美がより一層明確となる。
異なる要素のドッキング
中でも目を惹いたのは、1ルックの中で、相反する要素をドッキングさせたスタイリング。
シアー素材をボディに差し込んだブラックのフレアドレスは、かっちりとしたフォルムのレザージャケットをレイヤードすることで、そのセンシュアルなドレスの表情をより強調。