ヴァレンティノ 2021年春夏ウィメンズコレクション、“本来の姿に気づく”個の人生へのまなざし
イエロー、グリーン、レッドといったはっきりとした鮮やかな色彩が、躍動する布地と呼応しながら生き生きと個性を発揮する。
鮮やかな色の存在感
コレクション終盤に登場したシフォン地のシースルードレスも、1つ1つの色彩が余韻を残していく。ヴィヴィッドなフューシャピンクや、植物を思わせるグリーン、繊細なパープル、エネルギッシュなオレンジ、レッドなど、フリルとドレープによってロマンティックに演出された“色”の存在感が目を引いた。
アーシーな色彩
鮮やかな色彩に加えて、アーシーな色使いも印象的だ。柔らかな色味のブラウンに彩られたクロシェ編みのドレスには立体的な花の装飾をあしらい、オパール加工を施したロングドレスには、淡いベージュを採用することで身体との境界を曖昧に見せた。また、プリーツやスパンコール、フリルを駆使して動きのあるデザインに仕上げたピースも展開。細やかなクラフトとクチュールをアースカラーに組み合わせることで、表情豊かな佇まいを生み出している。リーバイスとコラボレーション
また、リーバイス(Levi’s)とのコラボレーションも発表された。
1960年代に誕生したリーバイスのアイコニックな「クラシック 1969 リーバイス 517」