トム ブラウン 2021年春夏コレクション - 月で開催する初のスポーツ大会をイメージ
質感のコントラスト
また、サテンとグログランリボンを繋ぎ合わせて一枚の生地に仕立てたジャケットや、異なる素材を格子状にパッチワークしたスカートなどは、質感のコントラストを見せ表情豊かな仕上がりに。プリーツスカートのひだの部分をメッシュで切り替えたスカートは上品な佇まいにアクティブさをもたらし、精巧なキルティングを施したジャケットや身頃をビーズ刺繍で埋め尽くしたジャケットは、クラフト感溢れる繊細な華やかさを見せる。
ウェアをドッキング
また、ウェアをドッキングさせたダイナミックなデザインも散見された。スカートのようにしてテーラードジャケットを腰に巻き付けたルックや、後ろにコートをそのまま縫い付けたようなドレスなどが登場した。リボンの刺繍をあしらったシアサッカーのベストにはロングジャケットをドッキングさせ、ユニフォーム然としたクラシカルなスタイルにユニークさや大胆さをプラスした。ニットのカンカン帽やオールホワイトの「ヘクター バッグ」
アメリカのスポーツウェアを彷彿させる、ヌバックのレザーバッグとシューズをはじめ、小物類にも注目だ。チャンキーニットのカンカン帽は、そのままかぶったり、縁をひっくり返してかぶったりしてスタイリングに加え、同じくチャンキーニットのホワイトソックスと連動させた。