くらし情報『映画『大いなる自由』二次大戦後のドイツ、“愛する自由”を求め不条理な法と闘う同性愛者の男を描く』

2023年2月12日 12:10

映画『大いなる自由』二次大戦後のドイツ、“愛する自由”を求め不条理な法と闘う同性愛者の男を描く

第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。同房の殺人犯ヴィクトールは「175条違反者」である彼を嫌悪し遠ざけようとするが、腕に彫られた番号から、ハンスがナチスの強制収容所から直接刑務所に送られたことを知る。反発から始まった二人の関係は、長い年月を経て互いを尊重する絆へと変わっていく。

不条理に何度も投獄される主人公にフランツ・ロゴフスキ
主人公のハンスを演じたのは、俳優に加えダンサー・振付師としても活躍するフランツ・ロゴフスキ。ミヒャエル・ハネケ手がける『ハッピーエンド』やドイツ映画賞主演男優賞に輝いた『希望の灯り』 、現代ドイツ映画を代表するクリスティアン・ペッツォルトによる『水を抱く女』などに出演した次世代スターが、1945年・57年・68年と3つの時代を生きる主人公を演じ分けている。

また、ハンスに対し最初は反発しつつも次第に心を許していくヴィクトールは、ゲオルク・フリードリヒが演じている。刑務所という特殊な環境下で育まれる、ハンスとヴィクトールの唯一無二の関係性に注目だ。

ハンス…フランツ・ロゴフスキ

1945年にはナチスの強制収容所から刑務所に送られ、1957年には恋人オスカーと共に投獄される等、自身の性的指向を理由に繰り返し投獄されている。

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