米を炊いたら「粒に黒い汚れが!」 正体に「カビだと思ってた」「これは意外」
街中にあるコイン精米機は、玄米を精白するための搗精(とうせい)を、どれだけ行うかは任意で選ぶことができます。
例えば、ぬかを少し残すように精米したり、反対にぬかをぎりぎりまで取ったりと、精米加減を調整できるので便利ですよね。
米が通常の状態であれば、コイン精米機でも問題なく搗精できます。ぬかが取りにくい状態の米であっても、精米加減を調整さえすれば、きれいに搗精することができます。
しかし、ぬかが取りにくい状態の米を精米加減を調整せずに、通常の状態の米と同じように搗精すると、普段より多くぬかが残る可能性があります。
精米は白いので、縦溝に残ったぬかが黒っぽく見えることもあります。筆者のケースも、もしかするとこれだったのかもしれません。
水分状態によってはカビが生えることもある
日本精米工業会によると、「そもそも正常な状態の米ではぬか層にカビは発生しにくい」のだそうです。
15%以下の水分ではカビはほとんど発生せず、カビができるとしても胚芽の部分で、それ以外の部分でカビはほとんどないのこと。
籾の状態だと表皮で覆われているので、カビ菌は進入しにくく、水分が低いこともあり、カビや細菌が成長できないのです。