天気予報の精度、ぶっちゃけどのくらい上がってるの? 気象庁に聞いてみると…
予報の精度は向上し続けていることが分かりますね。
直近では、このようになっているといいます。
降水の有無の適中率87.1%(1989年には81.8%)
最高気温の予報誤差1.6度(1989年には2.1度)
天気予報の精度は上がっている理由
では、なぜ天気予報の精度は向上し続けているのでしょうか。西村予報官の話によると、以下が大きな要素とのこと。
1.より多くの観測データが入手できるようになっていること。
2.スーパーコンピュータの導入(予報モデルの更新)。
3.予報官の知識、経験が豊富になりスキルアップしていること。
そもそも天気予報は、観測データの数が重要で、より多くの観測地点からデータが得られれば得られるほど精度が上がります。
2023年現在では、世界各国の観測地、人工衛星から得られる観測データを利用し、気象庁が作成した気象モデルをスーパーコンピュータで計算。つまり、気象予報で世界中が協力している状況になり、全地球分のデータを獲得して、スーパーコンピュータで計算されたら、予報官が最後的な判断を下しているということです。
※写真はイメージ
西村予報官の話では、日々の予報の中で、予報官の知識や経験が増え、それがまた予報に反映されるというサイクルで、予報の精度を上げているのだといいます。