ドレッシングが分離するのは『振り方』のせい? メーカーの助言に「改める」「初耳だった」
3.そのまま、左右に傾けるように振ってください。
この時、スナップを利かせてドレッシングの中身をしっかりと動かすことがコツです。
この方法で振った後にドレッシングを置いてみると、油分と水分がなじんでいるのはもちろん、調味料が均一に広がっているのが分かります。
ボトルを手に取るとつい上下に大きく振ってしまいがちですが、これは誤った方法です。左右に振る方法なら、省スペースでも効率よく作業できます。腕の動きも最小限にとどめられるため、負担も軽減できるのではないでしょうか。
ドレッシングを振る理由は『乳化』させるため
ドレッシングをかける前に振るのは、乳化させるためです。乳化とは、本来であれば混ざり合わない性質を持つ物質が、均一に混ざり合った状態を意味します。
ドレッシングの場合、中身を動かすことで油分と水分それぞれの粒子を小さく分散させ、混ざり合った状態にすることでおいしく食べられるようになるのですが、乳化はあくまでも一時的なもの。時間が経てばまたもとの分離した状態に戻ってしまいます。
ただ、縦に振るよりも横に振ったほうが、ボトル内での液体の動きが激しくなり、それぞれの粒子がより小さく分散されてしっかりと混ざり合います。