いえないことをしたのは誰? 養護教諭が目にした『現実』に、胸が締め付けられる
現実では、教師から教え子への行為を始め、教員同士や生徒同士といったケースもあるといいます。
なかでも性被害をともなう『スクールセクハラ』は、特に加害者が教師の場合、被害が見えづらいという問題があります。
1年半以上に及ぶ取材を経て、性被害により長く苦しむ被害者の姿を目の当たりにした作者のさいきまこさんが、学校を舞台にリアルな設定と描写でフィクションとして生み出したのが本作です。
2020年8月12日に、電子書籍『言えないことをしたのは誰?』の第1・2巻が配信されました。
学校という閉鎖された環境で、誰にも打ち明けられずに苦しんでいる人が、今もどこかで小さなSOSを発信しているかもしれません。
そういった心の声を見逃さず、周囲の人がいち早く対応することの重要さに気付かされる本作。ぜひ手に取ってみてください。
『マイクロコンテンツ版 言えないことをしたのは誰?』
[文・構成/grape編集部]
(C)さいきまこ/講談社
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