「アスリートである前に黒人女性」 大坂なおみ、準決勝の試合を前日に棄権
日本時間2020年8月27日、女子プロテニスの大坂なおみ選手は、アメリカで予定されていた『ウエスタン・アンド・サザン・オープン』の準決勝を棄権することを発表。
きっかけは、アメリカのウィスコンシン州で警察官が黒人男性を複数回銃撃する事件でした。
路上で車に乗り込もうとした男性は、背後から警察官に複数回撃たれ重体。その後、容態は安定しましたが抗議が殺到しています。
同年5月には、黒人男性が警察官にヒザで首を地面に押し付けられ、呼吸が困難となり死亡。
その際にも、大坂選手はTwitterで声を上げていました。
『警官による差別行為』で広がる抗議大坂なおみの反応に共感集まる
大坂なおみ「アスリートである前に、黒人女性」
大坂選手は、自身のTwitterに英語と日本語で声明を発表。
アスリートである前に黒人女性として、プレーよりも注目すべきものがあると呼びかけました。
こんにちは、皆さんの多くが知っているように、私は明日の準決勝の試合をする予定でした。
しかし、私はアスリートになる前は黒人女性です。
また、黒人女性としては、テニスをしているのを見るよりも、すぐに気をつけなければならない重要な事柄があるように感じます。