かつて釜で炊いていたご飯が懐かしい 新米を頬張るときの幸せ
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。
新米を味わう喜び
以前、マツタケの話題を書かせていただきましたが、意外や意外、大勢の方から「同感・納得、疎遠で寂しい限り」などという声を頂きました。
縁遠くなったおいしい秋の味覚は「食べた~い!」という欲求が誰にでもあるのですねぇ…。当然、当方にもありますが、今年もご縁は無さそうです。「松と竹」は、拙宅に植えてはありますが…。
さて、今回は、『松茸』のような副食ではなく、主食である新米、お米についてです。
お米をおいしく食べるのには、先ずはその炊き方ですよね…。
「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子(あかご)泣いても蓋取るな」、私たち世代の方でしたら、もう馴染みの言葉です。これはかつて、釜で炊くお米の炊き方の段取り、火加減を面白可笑しく教えた言わば教訓なんですね。
釜で炊いたご飯はホントにおいしいのですが、一時、土鍋でお米を炊くことがブームになりましたね。でもすぐまたすたれ、やはり主流の炊飯器に戻りました。