親子で演劇を観に行こう! マームとジプシー・藤田貴大さんに聞いた、観劇の楽しみ方
難しそうと思っていても、実は感覚的に楽しめて感受性を育むのにぴったりな【演劇】。今注目の劇作家、「マームとジプシー」の藤田貴大さんに、親子での観劇の楽しみ方や、演劇に込めた想いを教えてもらいました。子どもも観られる演劇を通じて、一緒に感性を育んでみては? 大人にもきっと新しい発見があるはず。
記憶でしか再生できない尊さ、
目の前だから伝わる質感を感じて
マームとジプシー藤田貴大 さん
1985年北海道生まれ。幼少期から演劇に触れ、桜美林大学で演劇を専攻。2007年に演劇集団「マープとジプシー」を旗揚げし、これまで数多くの賞を受賞。演劇以外にもエッセイ。小説の執筆なども行う。
子どもの想像力に託す
家族を巻き込む表現に
『めにみえない みみにしたい』(2018年、19年)『かがみ まど とびら』(20年)と、親子で楽しめる演劇を制作している演劇集団・マームとジプシーの藤田貴大さん。4年目を迎える今年は、昨年の全国ツアーに続いて、両作を公演する大規模な全国ツアーが決定。親子で楽しむ演劇=”子ども向け”ではないことにこだわり、制作を続けてきた。
「幼少期の記憶をモチーフに作品をつくったり、中高生と演劇をつくったり。