くらし情報『「ミケランジェロと理想の身体」展でわかる芸術家の天才ぶり』

「ミケランジェロと理想の身体」展でわかる芸術家の天才ぶり

そしてお目見えした『ダヴィデ=アポロ』。肩に手を回したポーズが特徴です。未完ゆえに、聖書の英雄ダヴィデか、はたまたギリシャの神・アポロなのか、謎に包まれています。後ろもじっくりと見ることができるので、ぜひチェックを。

『若き洗礼者ヨハネ』は、20世紀前半にスペインの内戦によって被害を受けたものの、長年の修復でよみがえりました。ミケランジェロが20歳でこの作品を仕上げたという事実に、天才ぶりを改めて実感します。

絵画もいいけど彫刻鑑賞も楽しいかも、と思えた展覧会でした。

《ダヴィデ=アポロ》
ミケランジェロ・ブオナローティ
1530年頃フィレンツェ、バルジェッロ国立美術館蔵高さ147cm大理石
Firenze, Museo Nazionale del Bargello / On concession of the Ministry of cultural heritage and tourism activities
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