趣里が語る「映画で初ヌードでも、すんなりと受け入れられた」
クライマックスで寧子は服を脱ぎながら商店街を疾走する。ヌードになることへの抵抗感は?
「それがあまり感じなくて(笑)。寧子はそういう表現ができちゃうコなんだなあと思ったら、すんなり受け入れられました」
そしてラスト、寧子が文字どおり、津奈木と裸の心で向き合うシーンは印象的だったとも。
「すれ違っていた2人がほんの一瞬でもわかり合えた。その瞬間があったから、寧子はこれからも生きていける。その感覚はとても腑に落ちましたし、“人は一人じゃない”と気付かされた自分がいて、そういう思いを大切に明日からも生きていこうと思いました。人とちゃんと向き合い、相手のことを知るって、当たり前のようだけど、じつは難しいこと。自分自身もいま、人を知ることが活力になっているし、ここからすべて動き出すのかなあと思っています」
原作は、劇作家・小説家の本谷有希子の同名小説。
早くも趣里の代表作になると注目されている。
「これほど人の生きざまを思いっきり出している作品は、なかなかないと思います。そして何よりも、『絶対、自分がやりたい!』と思う役に巡り会えたということがうれしい」
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