2019年3月6日 15:38
野良猫に噛まれた女性 病院で542万円を請求される事態に
世界的に猫の人気は留まるところを知らないが、かわいいというだけでむやみに野良猫をかわいがったり、エサをあげたりするととんでもない事態に陥ってしまうかもしれない。
Kaiser Health News(KHN)によると、フロリダ州に住む野生生物学者ジャネット・パーカーさんは昨年9月、エヴァーグレイズ国立公園そばの道路で黒い子猫を見つけた。子猫は弱々しく、病気にかかっているように見えた。パーカーさんは子猫を抱き上げ、車に積んでいたツナ缶を開けて食べさせようとしたが、子猫は暴れてパーカーさんの手に噛み付いたという。
狂犬病を心配したパーカーさんは自宅近くの保健所に車を走らせたが、運悪く開所時間ではなかった。仕方なく向かったマリナーズ病院ではERに通され、二種類の注射と抗生物質の投与を受けた。これで一安心、と胸をなで下ろしたのもつかの間、請求書には48,512ドル(約542万円)という目を疑う数字が印字されていたという。
この請求額のうち、46,422ドルは狂犬病免疫グロブリンとして知られる予防薬の価格で、パーカーさんはこの薬を12ミリリットル投与されていた。
「免疫グロブリンが高価であることは知っていましたが、これほどではないはず。