2020年2月5日 23:01
タワマンほど影響?羽田新ルートでマンション価格25%下落も
「騒音に差がある2地点の不動産価格を比較した調査で、静かな地点のほうが不動産価値は18.6パーセント高く、1デシベルあたりで換算すると、1.33パーセント高いことがわかりました」
環境省の環境基準は、55デシベル以下。長嶋さんはこれを超える分については、1デシベルあたり1.33パーセント下落すると仮定してシミュレーションをした。
「白金、代官山あたりのふだんの騒音レベルは環境基準程度ですが、飛行機の通過によって、最大で74デシベルになると予想されます。環境基準を超えた分は19デシベルなので、これに1.33パーセントをかけると約25パーセントになります。つまり、1億円のマンションであれば、下落率は25パーセント。7,500万円になる計算です」
国交省はこの問題について、「音などの感じ方については個人差がある。航空機の飛行経路と不動産価値の変動との間に直接的な因果関係を見出すことは難しい」と回答した。仮に不動産価格が下落しても、住民たちが泣き寝入りしないといけないことは間違いなさそうだ。
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