2020年5月18日 11:00
24年前に出された小説が「新型コロナ発生を予言?」と話題
その物語の背景に、武漢からきたというウイルスがありました。読み始めたら、一気にクーンツの世界観に引き込まれると思います」
読んでみると、たしかに物語の終盤で「武漢四百」と名付けられたウイルスが出てくる。もちろんその性質は、今回の新型コロナウイルスとはまったく違う。描かれているのは“感染したら致死率100パーセント”という殺人ウイルスだ。その上で、小口編集長は同書についてこう語る。
「ウイルスの由来をなぜソ連から中国に変えたのか。その理由は、はっきりとはわかりません。ただあえて改定していることからも、当時からクーンツが武漢という中国の都市に注目していたといえるのではないでしょうか。
もちろんフィクションですし、ことの真相を問うような作品ではありません。『ベストセラー小説の書き方』という名著もあるクーンツの作家としての目の付けどころ、そして圧倒的な物語のおもしろさを味わっていただければと思います」
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