2021年1月9日 11:00
雅子さま 陛下と「全国オンライン行脚」へ!2021年の皇室大改革
(前出・皇室担当記者)
大分県豊後大野市の高齢者活動団体「はつらつ清川」にも、両陛下は昨年11月にオンラインでご視察。はつらつ清川の関係者に話を聞いた。
「高齢者のみなさんは初めのうち、緊張を隠せない感じでした。ですが、天皇陛下も雅子さまも優しくお声がけくださり、すぐにみんな打ち解けていました。とくに雅子さまは、豊後大野市の歌『ふるさとおおの』に合わせてメンバーが体操する様子をご覧になって『「ふるさとおおの」の歌はとてもいい歌でした。体操もとても体によさそうで、一緒に試してみたらよかったかしらと思いました』とおっしゃり、会場の雰囲気も明るくなりました」
こういった和やかな雰囲気は、むしろオンラインの利点ではないかと宮内庁関係者が語る。
「通常のご訪問では、宮内庁職員や護衛の警察官、取材のカメラマンなどが同行し、どうしても会場はピリピリした感じになります。しかしオンラインならば、ふだんと変わりなくアットホームな雰囲気で懇談ができます」
オンライン訪問により、ふだん会えない地方の人々にも笑顔を届けることができる――。
両陛下もそう実感されたのではないだろうか。
12月には障害者の雇用促進に取り組む長野県の企業・エプソンミズベの工場を視察された両陛下。