経済評論家が予測、21年は年収500万円世帯が「26万円収入減」
ところが、将来への不安から支出が抑制され、収入に対する消費支出の割合は低下しているのだという。
「’19年の支出が年間300万円(月平均25万円)だったのに対して、’20年は271万円(月平均約22万6,000円)と、『年間29万円』抑えられたことになるんです」
さらに、気になる’21年の収入と支出の予測だがーー。
「GDP(国内総生産)と賃金の過去の相関関係から、’19年に『年収500万円』だった世帯の’21年の収入は『495万円』に減少する見込みです。しかも’21年は給付金が出ない公算が高いため、’20年より『26万円』も収入が減ることになります」
そして’21年の支出は、’20年並みに抑えられたとすると、年額257万4,000円(月平均21万4,500円)となる。
’19年と比べて「42万6,000円(月平均3万5,500円)」、’20年からは「13万6,000円(月平均約1万1,500円)」の減少となるのだ。今年は昨年より収入が減るが、支出も減る見通しといえる。
「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載