2021年1月17日 15:50
【ポップな心霊論】「都内のホテルで起こった怪奇現象(前篇)」
(イラスト:マユボンヌ)
その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【都内のホテルで起こった怪奇現象(前篇)】
あるモデルさんから、子役時代に体験したという怖い話を聞きました。当時、彼女は地方に住んでいたので、レギュラー番組の撮影があるときは、毎回テレビ局近くのホテルに、番組のADさんと一緒に泊まっていたそうです。
あるとき、いつものようにホテルで寝ていると、ドアの向こう側から「バタン」という大きな音が聞こえました。驚いて起き上がると、今度は「ドンドンドンドン」とドアをたたく音が聞こえます。
同じく音に驚いて飛び起きたADさんと2人で、しばらく恐怖に耐えていると、急にドアをたたく音がやみました。そしてまた遠くのほうで「バタン」という大きな音がしたかと思うと、それっきり何も起こらなかったそうです。
翌朝、ADさんがホテルの人に怪奇現象が起きたことを単刀直入に聞くと、「何号室にお泊りですか?」