「悠仁さまは聡明なお子さん」半藤一利さんが「戦争の授業」を
また、半藤さんは平成最後の終戦記念日となった’18年8月15日に秋篠宮邸に招かれて、悠仁さまのために2時間半にわたって太平洋戦争に関する講義を行った。『FRIDAY』(‘19年6月28日号)のインタビューでこう明かしている。
「昨年、当時の天皇陛下の侍従から、『秋篠宮悠仁殿下に、太平洋戦争はなぜ起こったのかを、わかりやすく話してください』という依頼があった。ですが、私は最初断ったんです。だって相手は小学校6年生の坊やですよ。そんな幼い子に単純明快に話せるようなことじゃない、無理です、と。だけど何度もお願いされて、じゃあさわりだけでも話しましょう、と出かけていったのが、8月15日でした」
半藤さんが1時間ほど話をしたところで休憩に入った。紀子さまが淹れてくださったお茶を飲みながら、半藤さんが「質問はありますか?」と聞くと、悠仁さまは手を挙げて「アメリカはなぜ広島と長崎に原爆を落としたんでしょうか?」と質問されたという。
半藤さんは「これはなかなか難しいぞ」と思いながら、日本の「戦争責任」についても丁寧に答えた。
「あの戦争は片一方だけが悪いんじゃない、向こう(アメリカ)