新潟市、京都市…専門家が警告する「巨大地震危険地域」4
また、過去をさかのぼってみると、太平洋側の海溝型地震と連動して内陸型地震が発生している地域としても知られています。京都を中心とした地震は過去に多く、M7以上の巨大地震は1185年、1317年、1662年に発生しています」
【3】鳥取県内(鳥取市周辺、米子市)
「この付近では活発な活断層は見当たりませんが、そもそも断層とは地中にゆがみができた結果、亀裂が表面化したもの。断層がなくても、地下深淵部がゆがんでいれば地震の危険性があります。鳥取市を中心とした地域と米子市の南側地域には深淵部にゆがみがあることが推察できるので、地震の発生確率は高いと考えるべきでしょう」
【4】宮崎県沖(延岡市〜宮崎市)
「日向灘付近では、1600年以降にM7.5以上の巨大地震が2度発生。さらに、M7.0〜M7.5未満の地震は20〜30年周期で頻発しており、周期の観点から要注意のエリアといえるでしょう。日向灘付近を含む宮崎県沖では、これまでもフィリピン海プレートの沈み込みによる海溝型地震が観測されているため、M7級地震が発生するリスクは高いといえます」
自分の住んでいる地域が、「政府の発表では地震発生の確率が低かった」