西郷輝彦が選択した前立腺がん最新治療 治療費は約600万円
簡単に説明すると、前立腺がんによって出てくる特殊なタンパク質のPSMAに放射性物質のルテチウムを結合させることで、PSMAを発現している細胞=がん細胞だけを狙い撃ちすることができる治療法なのです。
静脈に薬剤を注射します。がん細胞に集まった薬剤が体内で放射線を出すことによって治療する内用療法です。画像診断によって、リアルにがんの状態を診ることができるのです」
■滞在費も合わせた治療費は総額1000万円!
この治療法のメリットは?
「点滴で薬剤を投与するだけなので、体への負担が少なく、体力のない患者にも比較的受けやすい療法といえます」
デメリットは、まず高額なこと。
「2カ月に1回の治療を4セット行う場合、1回当たり約150万円ですから、治療費だけで約600万円かかります。これに現地の滞在費なども足されていきますね」
西郷は家族総出で約4カ月間、シドニーに滞在予定だという。
「滞在費を合わせて1千万円以上はかかるでしょう」(医療関係者)
副作用が出ることもあるという。
「唾液が出なくなる唾液腺障害が出てくることもあります。
健常な唾液腺も照射されてしまうことが原因です」