2021年6月21日 19:33
川淵三郎氏“国民は五輪認めている”発言に批判殺到「退場して」
(写真:アフロ)
「国民の大半は開催に賛成していなかったが、ここに来て『オリンピックはしょうがないかな』という形で認めてもらっている」
6月20日に選手村での報道陣向け内覧会でこう発言したのは、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)。同氏は、19年12月に選手村の村長に起用され、国内外に向けた主催者の1人として就任していた。
今年2月に東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗元会長(83)から、後任会長に推された“密室人事”で波紋を呼んだ川淵氏だが、またしても物議を醸している。
毎日新聞によると、東京五輪の成功に向けて報道各社に協力を要請した川淵氏。開催をめぐって「マスコミを通じて相当な議論があった」とし、冒頭のように述べたというのだ。
また川淵氏は「開催の是非ばかり議論されている」と指摘し、「国際社会に約束したイベントであるという立場での議論がほとんど行われていない」と不快感を表したとも報じている。
さらに報道陣に向けて、「不満もあるでしょうが、ここまで来たのだから日本の国力、信頼感、日本のプライドを世界に発信していけるように支援をお願いしたい。マスコミもそこに心を砕いてもらいたい」