くらし情報『2021年の243日中172日が“緊急事態”…宣言発令も薄まる危機感』

2021年7月12日 20:04

2021年の243日中172日が“緊急事態”…宣言発令も薄まる危機感

そして解除された日にも329人が感染し、以降横ばい気味に。時間が経つにつれ再び1日あたりの感染者数は日に日に増していき、そして3度目を発令した。

「1度目から2度目の間には7ヵ月近くもの期間がありました。しかし2度目と3度目、3度目と4度目の間はわずか1ヵ月弱。1度目は国民の間にも緊迫感があったので、発令後も効果は持続しましたが、以降は短期間で発令されるために『またか』と平時のような感覚を抱く人も。発令するたびに危機感が薄まっているようです」(全国紙記者)

■“緊急事態”という言葉の意味が形骸化していく

そもそも専門家の間では緊急事態宣言の効果を疑問視する声も上がっていた。毎日新聞によると今年4月3日、政府の基本的対処方針等諮問委員会の会合で専門家から「ほぼ意味はない」との発言が。宣言の限界を指摘されたものの、政府は「効果はあった」と反論したという。


「緊急事態宣言が行われる基準も曖昧で、結果的にどのような効果があったかも不明瞭。ですから、“とりあえず発令しよう”という風に見えてしまいます。また政府はワクチンを接種すれば感染拡大も落ち着くだろうと考えているようでした。しかし、変異ウイルスが発生。

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