2021年7月20日 18:29
開閉会式コンセプトに「復興五輪」記載ゼロ…式典Pの言い訳にも批判殺到
開催直前にも関わらず、不祥事が相次ぐ東京オリンピック・パラリンピック。そんななか、7月14日に発表された開閉会式のコンセプトにも、批判が集まっている。
今回発表された五輪パラ4式典の共通コンセプトは「Moving Forward(ムービングフォワード)」、五輪開会式は「United Emotion(ユナイテッドエモーション)」、五輪閉会式は「Worlds we share(ワールズウィシェア)」。
なんと、ここには今大会の理念の一つとして招致の時から掲げられてきた「復興五輪」の言葉が見当たらないのだ。
’13年9月、ブエノスアイレスで開かれたIOC総会で、招致演説に臨んだ安倍晋三首相(当時)は、福島第一原発の汚染水漏れに対し「アンダーコントロールされています」と安全を約束。また、’18年に福島市の野球・ソフトボール会場を訪れた際には「復興五輪と銘打って、復興した姿を世界に発信したい」と発言していた。
そんな“前提”がまるでなかったかのように発表された今回のコンセプトにはSNS上で批判が相次いだ。
《オリパラ開閉会式のコンセプトに復興五輪の文字がなくなったって、ちょっとそりゃねぇーんじゃねーかい、って感じなんだが》
《発表された東京オリパラ開・閉会式コンセプト。