くらし情報『尾身会長のJCHO「コロナ補助金を貰いながら有価証券130億円取得」』

2021年9月30日 06:00

尾身会長のJCHO「コロナ補助金を貰いながら有価証券130億円取得」

尾身氏が理事長を務めるJCHO本部(写真:共同通信)

尾身氏が理事長を務めるJCHO本部(写真:共同通信)



政府分科会の尾身茂会長(72)が理事長を務める地域医療機能推進機構(以下、JCHO)。JCHOとは、全国に57の病院と26の介護老人保健施設などを持つ、厚生労働省が所管の独立行政法人。’20年度には300億円を超える巨額の補助金が投入されている。

「JCHOの財務諸表を見ると、少なくとも230億円以上がコロナ対策関連の補助金とみられます」

そう話すのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さんだ。上さんは補助金が「適切に使用されなかった」と指摘する。

「’20年度、JCHOに払われた補助金の額は、コロナの影響で前年度の約12倍に増えました。ところが現場スタッフの人件費は、今年度が約187億円と昨年度に比べてわずか2億円程度しか増加していません。つまりコロナ対応の人件費にあてられていないんです」

では、巨額の補助金は、どこに消えたのか。
上さんはこう続ける。

「JCHOの医業収入は前年度比で12億円しか増えていないのに対して、補助金収益が198億円も増えました。そして、有価証券の取得に130億円があてられているのです。

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