くらし情報『重症化リスクが8割減の例も 新治療薬「ソトロビマブ」に専門家も期待』

2021年10月1日 06:00

重症化リスクが8割減の例も 新治療薬「ソトロビマブ」に専門家も期待

(写真:共同通信)

(写真:共同通信)



「ソトロビマブは重症化リスクの高い軽症から中等症の患者1千57人が参加した海外の臨床試験では、患者の入院や死亡リスクを8割近く下げる効果が確認されました。軽症患者向けに厚労省が7月に初承認した抗体カクテル療法薬に続き、早ければ9月中にも特例承認される見通しです」(医療ジャーナリスト)

この治療薬は英国の製薬会社グラクソ・スミスクラインが開発した点滴薬だ。米国では5月に緊急使用が許可され、オーストラリアでも8月に正式に承認されている。

「オーストラリア国立大の准教授によれば、投与した患者15人全員の症状が改善。デルタ株などの変異株にも効果があり『誰も入院せず、重症化を防ぐことができる次世代治療薬』と報告しています。あわせて多くの専門家も《どんな変異株もやっつける凄腕スナイパー》《重症化と予防医療崩壊の救世主》などと絶賛しています」(前出・医療ジャーナリスト)

この新薬について、『元WHO専門委員の感染症予防BOOK』(三笠書房)の著者で医学博士の左門新氏はこう語る。

「従来の抗体カクテルは2種類の別々の変異株に効くように、2種類の薬を文字どおりカクテルしています。

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