くらし情報『専門家が指摘「日本のコロナ死者数は過小評価されている」』

2021年11月12日 15:50

専門家が指摘「日本のコロナ死者数は過小評価されている」

いっぽう、’21年5月の『大阪府の毎月の新型コロナ死者数』(画像参照)は859人。増加した1,400人から差し引くと、じつに500人あまりが捕捉されていないコロナ死か、医療崩壊が原因で適切な医療が受けられなかった“コロナ関連死”の可能性があります。コロナ対策に定評がある鳥取や島根は例年通りの死者数ですから、大阪は適切なコロナ対策ができていなかったのでは……」

この差は、何が原因で生じてしまうのか。新型コロナウイルスの感染予測に定評があり、『誰がコロナ禍を悪化させたのか?』(扶桑社)の著書もある工学博士の牧田寛さんは次のように語る。

「桑原さんが指摘するように、厚生労働省が発表している日本のコロナ死者数は、かなり過小評価されています。米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)の試算では、日本のコロナ死者数は公表されている2~4倍に見積もられています」

なぜ、日本のコロナ死亡者は過小評価されてしまうのだろう。牧田さんは、「コロナの死亡統計にある2つの欠陥」を理由に挙げる。「ひとつは、厚労省がPCR検査数を絞ってきたので、陽性者数を正しく把握できていないこと。
もうひとつは、警察庁が発表する“変死者”のうち、コロナ罹患者だった方の数が含まれていないことです。

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