くらし情報『硬貨も、通帳もーー個人を狙い撃ち「銀行手数料の有料化」に注意』

2022年1月28日 15:50

硬貨も、通帳もーー個人を狙い撃ち「銀行手数料の有料化」に注意

注意したいのは、窓口に硬貨を持ち込み、枚数算定の後で「料金が高いから預け入れをやめる」と言っても料金がかること。貯金箱いっぱいの硬貨だと、硬貨取扱料金がかさみ、せっかくの貯金が目減りすることもあるでしょう。

近年ほかの銀行でも、手数料の新設や値上げが続いています。三菱UFJ銀行は’22年4月以降に18〜69歳の方が新規口座を開設し、紙の通帳を発行する場合は「紙通帳利用手数料」が年550円かかります。これまで三井住友、みずほの両行には紙通帳に関する手数料がありましたが、これで3メガバンクそろって、新規口座の紙通帳が有料になりました。

実は今、銀行は“コロナ特需”と呼ばれるほど業績が好調です。コロナ禍で不況に陥った中小企業向けに、国が利子などを補助する実質無利子・無担保の融資が増えているからです。

とはいえ、コロナ特需は長く続かないでしょう。
銀行はコロナ後、さまざまな取引に手数料をかける「手数料ビジネス」を収益の柱にしたいと考えています。今は無料が当たり前のサービスに、手数料がかかる日が来るかもしれません。

銀行は超低金利のうえ手数料が増えると、私たち利用者の負担が大きくなりますが、残念ながらこの流れは変わりません。

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