2022年1月28日 15:50
硬貨も、通帳もーー個人を狙い撃ち「銀行手数料の有料化」に注意
ゆうちょ銀行は1月、ゆうちょ銀行の外にある「ゆうちょATM」の利用料金を一部有料化した。ほかの銀行でも、手数料の新設や値上げが続いている。そんな銀行の有料化について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。
■銀行のコロナ特需は長くは続かない
1月17日から、ゆうちょ銀行は駅やショッピングモール、ファミリーマートなど、ゆうちょ銀行の外にある「ゆうちょATM」の利用料金を一部有料化しました。
平日8時45分〜18時と土曜日9時〜14時は無料ですが、それ以外の夜間・休日には利用料金が1回110円かかります。ただし、郵便局やゆうちょ銀行内にあるゆうちょATMは今までどおり、いつでも無料で利用できます。
また17日からゆうちょATMでは硬貨の入出金に「硬貨預払料金」が必要です。硬貨の入金は1回100枚まで、1〜25枚だと110円、26〜50枚は220円、51〜100枚が330円。
出金は硬貨が1枚でも含まれると110円かかります。
さらに、ゆうちょ銀行の窓口でも硬貨の取り扱いに「硬貨取扱料金」がかかります。硬貨は金額に関係なく50枚までは取扱料金が無料ですが、51〜100枚は550円、101〜500枚は825円、501〜1,000枚だと1,100円で、以降500枚ごとに550円加算されます。