2022年2月2日 15:50
冬の体臭は夏よりキツイ…頭皮のニオイは洗いすぎが原因かも!
夏だけでなく冬にも多発するニオイ問題。厚着で出かけて汗をかいてしまう、ブーツが蒸れる、鍋の後に部屋や洋服にニオイが染みつく、などニオイの種は尽きない。
冬場は「汗をかきにくくなることで、かえって体臭がきつくなりやすい」と話すのは、予防医学や生活習慣病に詳しい医師の桐村里紗さん。
「日常的に汗をかいていないと、体温調整に関係しているエクリン汗腺の機能が低下して、汗がベタベタしてきます。本来、再吸収されるはずのミネラルが、汗腺の機能低下によって再吸収されずに汗と一緒に出てしまうんです。ミネラルを含んだ汗は、皮膚の常在菌のエサとなり、臭いを発しやすくなってしまいます」
そこで今回、冬のニオイ問題への対処法をニオイの専門家である桐村さんと臭気判定士の松林宏治さんに伺った。
■実は冬のほうが臭いやすい汗のニオイへの対処法
【(1)お風呂で汗をかく】
衣類の内側からあがってくる、汗のニオイには、汗自体を臭いにくいものに変えることが重要だ。日常的に汗をかきにくい冬場は、汗腺の機能が低下してニオイの元となる成分を多く含んだベタベタ汗が出るように。
ふだんから入浴や運動によって汗をかいておくと、汗腺の働きが落ちずに汗が臭いにくくなる。