2022年2月1日 18:12
8歳の男の子が図書館に自作絵本をこっそり置いたら人気蔵書に
と笑いながら答え、こう続けた。
「ディロンくんは自信にあふれた、優しい男です。彼は自己顕示欲からではなく、ただ純粋にこの物語を共有して、楽しんでもらいたいと思ったのでしょう。彼は図書館のヘビーユーザーですから、どんなふうに本が共有されるか知っているんです」
「The Adventures of Dillon Helbig’s Crismis」は、ディロンくんが、クリスマスツリーの飾り付けをしていると、てっぺんの星が爆発し、最初の感謝祭の日にタイムスリップしてしまうという冒険譚だ。ディロンくんが色鉛筆で描いた挿絵がふんだんに盛り込まれている。
ハートマンさんは本を家に持ち帰って6歳の息子に読んで聞かせたところ、「今まででいちばんおもしろい!」と喜ばれたそうだ。
図書館の司書たちもこの本を読み、「形式にとらわれず、非常に型破りではあるが、読んで楽しい高品質な物語である」と意見が一致したと、The Washington Postは伝えている。
ハートマンさんはディロンくんに、この本にバーコードを付けて、正式に図書館の蔵書として収蔵させてほしいと依頼。
現在では、ディロンくんの処女作は全世代向けのグラフィックノベルコーナーに置かれているという。