くらし情報『食卓が添加物だらけに…4月から食品の「無添加」表示禁止に識者が警鐘』

2022年3月31日 11:00

食卓が添加物だらけに…4月から食品の「無添加」表示禁止に識者が警鐘

食卓が添加物だらけに…4月から食品の「無添加」表示禁止に識者が警鐘


「塩と肉だけを使用して、一切添加物を使っていないソーセージを製造したとします。それでもメーカーはパッケージに“無添加”と書けないんですか?処罰の対象になってしまうんですか?」(福島みずほ参議院議員)

「それは、ケースバイケースになります……」(消費者庁担当者)

このおかしなやりとりは、今年3月16日に、「食の安心・安全を創る議員連盟」が消費者庁と「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」についての意見交換の場で飛び出したものだ。

今月、消費者庁は店頭に並ぶ食品の成分表示に関して“誤解”を招くおそれがある10の類型をまとめ、「食品添加物表示制度」改正を発表。改正される項目の一つによって、食品メーカーは今後、商品パッケージに「無添加」という表記を使えなくなってしまったのだ。

ほかにも「着色料不使用」といった「○○不使用」という文言も、目立つ形で表示することが禁止に。適用されるのは今年4月製造分からで、みそや野菜飲料など“無添加”“不使用”と表示されている製品が市場から消えることになる。

今回の改正には、本来、着色料が含まれるはずのないミネラルウオーターに「着色料不使用」などと表示してはいけないなど、もっともな改正も含まれてはいるが、複数の項目は「できるだけ添加物は避けたい」

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