2022年4月21日 15:50
いきなり水拭きは菌や汚れを広げる! 病院清掃のプロのワザ
コロナやそのほかの病気を防ぐため、家庭で対策できるところはきっちりしておきたい。簡単に応用できるプロのお掃除術を、ポイントごとに解説してもらった。
■基本は一方向の“S字乾拭き”
汚れたテーブルなどを、濡れた布巾やウエットティッシュでいきなり水拭きするのは絶対にNG。かえって汚れを広げてしまうことになるからだ。
「掃除の内容を分解すると、拭く・吸う・掃くの3つに分けられますが、掃除はほぼ『拭く』作業に集約されます。そして、基本はまず乾拭き。必ず一方向にS字を描くように拭き取っていきましょう。この“S字乾拭き”なら、汚れを残さず、広げず、舞い上げずに取り除くことができます」(松本さん・以下同)
乾拭きだからといって、円を描くようにグルグルと拭いたり、上下左右にゴシゴシと拭いたりしては意味がない。
正しい“S字乾拭き”をしてこそ、ただの汚れだけではなく、ホコリ・ウイルス・カビ・ダニなどの危険な汚染物質も空中に巻き上げずにゆっくりと拭き取れるのだ。基本の拭き方をマスターし、家庭の掃除に応用しよう!
■換気は掃除の後に
コロナ対策では換気も重要なことだが、換気にもポイントが。むやみやたらに窓を開けたり、換気扇やサーキュレーターなどをつければいいというものでもない。