吉野家の親子丼 元役員の失言で宣伝自粛も「マジで旨い」と大好評
(写真:アフロ)
『吉野家』の元常務取締役・伊東正明氏が4月16日、早稲田大学で開かれたマーケティング講座で、女性客をとりこむ施策について「生娘をシャブ漬け戦略」などと発言し、非難が殺到。そして伊東氏だけでなく吉野家にも厳しい声が相次いだ。
この騒動の影響で18日、吉野家は公式サイトで講座の出席者と顧客に対して謝罪コメントを発表。翌19日には伊東氏を解任した。
元役員の失言は、吉野家の新商品にも大きな打撃を与えることに。19日に予定されていた新商品・親子丼の発表会が中止となり、藤田ニコル(24)が出演予定だったテレビCMの放映もとりやめとなった。“うまい・ やすい『親子丼』”をコンセプトに10年かけて開発した親子丼だったが、「一連の事象を鑑みて自粛することを決めた」と、吉野家の広報担当者は朝日新聞の取材に対して答えたという。
ようやく完成した力作にもかかわらず、宣伝ができなくなってしまった吉野家の親子丼。
しかし、元役員の失言が連日ニュースで報じられた影響からか、親子丼を食べに店舗を訪れた人も少なからずいたようだ。Twitter上では、一時“吉野家の親子丼”がトレンド入りするほど。