くらし情報『ウクライナ避難民の“別格扱い”に違和感も…専門家の見解は?』

2022年4月22日 11:41

ウクライナ避難民の“別格扱い”に違和感も…専門家の見解は?

「例えばアフガニスタンで起こった紛争の影響で、日本に逃れてきたひとたちがいます。それでもウクライナの避難民のように瞬時に、そして手厚く入国させたわけではありません。扱いにかなりの落差があるといえます」

今回の受け入れに対して「パフォーマンスだ」とする声がある。それに対して、明石教授は「政府は国際世論を鑑みて判断したのでしょう。そして、パフォーマンスであることは決して悪いことではないと思います」といい、こう続ける。

「『手厚く受け入れるのは、なぜ今回が初めて?』という非難は理解できます。ウクライナ同様、戦争などを理由に自国から逃れたいと願う人たちはこれまでも存在していたわけですから。ただパフォーマンスでも人を救えるのなら、それを否定しなくてもよいのではないかと私は考えています。


大事なのは“これからどうするか”ではないでしょうか。ウクライナの件で『これまでと扱いが違うぞ?』と初めて気づいたひともいるでしょう。『対応に差があるのはおかしい』と思うなら、“差を埋めるにはどうすればいいか”という議論が必要になります。

日本のあるべき姿について世論が形成され、多くの政治家がそれを共有することができれば変化が生まれるかもしれません」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.