くらし情報『雅子さま 全国の看護師たちに感謝を!3年ぶり授与式開催に「皇后だけの大任」への決意』

2022年8月9日 06:00

雅子さま 全国の看護師たちに感謝を!3年ぶり授与式開催に「皇后だけの大任」への決意

日本から選ばれた看護師には、名誉総裁である皇后がお手ずから記章を授けられてきた。いわば、皇后の存在なくしては開催できない行事ともいえる。この授与式の意義を、皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんはこう強調する。

「受章者だけではなく、雅子さまにとっても形だけの儀式ではありません。明治天皇のお后であった昭憲皇太后が国際赤十字社に下賜された寄付は、現在も基金として赤十字の活動に寄与しています。以来、皇后さまと日本赤十字社の関係は代々受け継がれているのです。

皇后さまは慣例的に名誉職をお務めになりませんが、日本赤十字社の名誉総裁だけは例外とされてきました。ナイチンゲール記章の授与式は、皇后さまが単独で出席される公務のひとつ。
もうひとつが全国赤十字大会ですから、非常に重みのあるご公務なのです」

日本各地で、医療体制の逼迫が叫ばれ、医療従事者は絶大な負担に苦しんでいる。こうした状況下だからこそ、受章者を称えることで全国の看護師を激励したいという決意が、雅子さまのお背中を押したのに違いない――。

「8月4日にも両陛下は、内閣官房の孤独・孤立対策担当室長を御所に招かれ、コロナ禍のために孤立を深める社会的な弱者をめぐる状況などについてお話を聞かれました。

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