2022年9月10日 06:00
エリザベス女王 ロクロ、新幹線に興味津々!目撃した47年前のたった一度の訪日滞在記
「どういう意味ですか?」と尋ねたところ、住職は「ちょっと訳すのは難しいのですが、西洋でいえばゴッドにあたります」と返答。すると女王は納得した表情を見せて「おみやげにいただけませんか?」といい、色紙を持ち帰った。
午後4時には、予定より30分ほど遅れて桂離宮に到着。千宗室・裏千家家元の野点で、初めて抹茶を口にしたエリザベス女王は「たいへんおいしい。もっと苦いと聞いていましたのに」とニッコリ。そして楽焼の赤絵茶碗について「これはロクロで作るのですか?」と、尋ねていた。
■5月11日
西本願寺を訪ねたあと、エリザベス女王は一番楽しみにしていたという真珠島へ。“フューチャー・ウーマン・ダイバー(未来の海女)”と書いた札を胸に付けた4歳の女の子からバラを贈られると、続いて海女による真珠の核入れ作業を鑑賞した。
当時、海女の女性は「女王さまは、若わかしくてとってもおきれいな方です。それとあのチャーミングな笑顔は、一生忘れられないでしょう」と喜びを語っていた。
■5月12日
この日は訪日最終日。日本の旅を満喫したエリザベス女王は午前11時過ぎ、名古屋に足を運んだ。どうやら新幹線『ひかり』が見たかった様子。