2022年9月29日 06:00
海老蔵“大先輩”仁左衛門から「声が小さい」と忠言も「あれがリアル」と堂々無視の不遜
久々となる今回の共演で、海老蔵さんの真価を見極めようと思っていたようです。仁左衛門さんは最初の2〜3日、海老蔵さんの演技を見届けた終演後に彼を呼び出して『声が小さい』と諭したといいます。
ところが、海老蔵さんは『あれがリアルな芝居だと思うんです』と説明したそうなんです。仁左衛門さんは『理屈より、お客さんに聞こえるようにやりなさい』と一喝したと聞きました」
だが、翌日以降も海老蔵の声量は変わらないままだった。
「“最後の海老蔵”に傷がつかぬよう、あえて忠告した仁左衛門さんの気持ちを全然理解していないと、ほかの役者連中があきれ返っているのです」(前出・歌舞伎関係者)
後援会関係者は襲名の重圧なども影響しているのではと説明する。
「声が出ないことはご贔屓筋の間でも話題になっています。襲名披露の準備や練習に連日追われ、疲れもたまっているのだと思います。また、12月の襲名披露興行『團十郎娘』に長女を出演させるため、松竹から提案された今回の“最後の海老蔵”出演を承諾したという面もあり、本人的に気乗りしない部分もあったのかもしれません」
やる気の問題もあったのかーー。
前出の上村氏は憂慮する。