海老蔵、香川照之“救済”にあった「團十郎白猿イメージアップ大作戦」
共に同じお酒の失敗で辛酸をなめた2人だからこそ、分かり合える心境ではないでしょうか」
こう語るのは、ある歌舞伎関係者だ。
「今回の性加害報道で香川さんが出演するドラマや司会業といったテレビの仕事は、ほとんどが降板となりました。しかし、香川さんは機転が利く方ですから、騒動に火がついたとき“残る仕事は歌舞伎だけ”と思っていたはずです。
歌舞伎の世界はテレビや映画に比べると、“女性問題”にはまだ寛容。そもそもが女人禁制ですし、昔から“芸の肥やし”とも言われてきました。実際に3回も不倫疑惑が伝えられた中村芝翫さんが歌舞伎の舞台を降板した、などということはありません。それだけ女性問題にゆるい世界だからこそ、今回のケースは起こりうるのでしょう」
一方、海老蔵にとっても香川救済は自身のイメージアップになるという。
「大名跡の團十郎襲名公演は、海老蔵にとってはどうしても成功させたい一大イベント。
ところが、梨園の重鎮たちが海老蔵さんの奔放な言動にあきれ果て、口上にはほとんど出ないといわれています。そこで海老蔵さんは、そんな重鎮たちを見返すためにも、まずは観客動員を増やすことが成功の道だと思っているはず。